『外道の歌 SEASON2』のロケ地を追跡します。窪塚洋介と亀梨和也がW主演を務める、復讐屋を描いたクライムサスペンスのSEASON2は、2026年4月9日からDMM TVで独占配信されています。あしかがフィルムコミッション公式が撮影実績を発表した栃木県足利市・名草巨石群周辺を中心に、足利エリアでのロケが多数判明しました。
すでに観終えた人もこれから観る人も、原作漫画ファンも実写から入った人も、『外道の歌 SEASON2』ロケ地の足利エリア探訪に必要な情報をこの記事でまとめてチェックできます。撮影に使われた花崗岩の巨石群とその信仰史的な背景まで含めて、白石晃士監督の選地意図を読み解きます。
『外道の歌 SEASON2』ロケ地は足利のどこで撮影された?俯瞰マップで把握
『外道の歌 SEASON2』のロケ地は、栃木県足利市の名草巨石群および名草厳島神社周辺を中心に展開しています。あしかがフィルムコミッション公式に「DMMTV外道の歌」の撮影実績が記録されており、足利市が制作側の選んだ最重要のロケ拠点であることがはっきりしています。
| ロケ地 | 所在地 | 該当シーン | アクセス |
|---|---|---|---|
| 名草巨石群(メイン) | 栃木県足利市名草上町4990 | カモ・トラの対峙シーン/復讐屋の象徴的舞台 | JR足利駅からタクシー約30分 |
| 名草厳島神社 | 栃木県足利市名草上町 | 巨石群の入口・聖域への導入 | 巨石群と一体/徒歩アクセス |
| 足利市内ロケ協力地 | 栃木県足利市 | 道路・自然景観・市街地 | あしかがフィルムコミッション経由 |
主演の窪塚洋介(カモ役)と亀梨和也(トラ役)が小さな街で「カモメ古書店」を営みながら復讐屋の依頼を捌いていく物語の、静寂と異界感を象徴する場として名草巨石群が選ばれた構図です。
名草巨石群と弁慶の手割り石が映す『外道の歌 SEASON2』の異界感
『外道の歌 SEASON2』のメインロケ地・名草巨石群は、栃木県足利市名草上町の山あいにある奇岩群です。花崗岩特有の「玉ねぎ風化」と呼ばれる現象で生まれた高さ11メートル超の巨石が複数並び、その中でも有名な「弁慶の手割り石」「お供え石」「胎内くぐり」は、訪れた人がまず圧倒される存在感を持っています。
巨石群は名草厳島神社の境内奥、弁天沢に位置しており、観光地というよりも信仰の場としての色合いが濃い場所。神社の名前が示す通り、地域の信仰と密接に結びついた聖域で、国の天然記念物にも指定されています。観光バスで訪れる賑やかさとは対極の、人気の少ない静寂が長年保たれてきた場所です。
観光地化していない巨石群を選んだのは、復讐屋という非日常の物語に「現代日本の中の異界」を入れ込むためだったんじゃないかな。
白石晃士監督が名草巨石群を選んだ意図を読む
監督の白石晃士は『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』『貞子vs伽椰子』など、ホラー・サスペンス分野で強い作家性を持つ作り手。劇場版『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』ではドキュメンタリー的な撮り方と土地の異界感を融合させる手法で評価されてきました。
その白石監督が『外道の歌 SEASON2』で名草巨石群を選んだ意図は、「復讐屋の物語を、日常から完全に隔絶した場所で焚きつける」ことにあったと考えられます。原作漫画でカモとトラが対峙する場面は、しばしば「世界の隅っこ」のような場所に設定されます。都心の華やかさから外れた足利の山中は、その「隅っこ感」を実写で再現する条件をきれいに満たしています。
原作の渡邊ダイスケが描く『善悪の屑』『外道の歌』の世界観は、ニーチェの『善悪の彼岸』を依頼者が手にして現れる、というセットアップから始まります。「善悪が裏返る場所」を映像化するうえで、信仰の場であり奇岩群でもある名草巨石群は、まさに「現実の中の彼岸」として機能する選地でした。
名草巨石群の地質学的・歴史的背景
名草巨石群を構成する花崗岩の玉ねぎ風化は、日本国内でもまれに見られる現象。岩石の表面が玉ねぎの皮のように剥がれていくことで、丸みを帯びた巨大な岩塊が形成されます。地質学的にも貴重で、1939年に国の天然記念物に指定された経緯があります。
「弁慶の手割り石」は、巨石が直線的に割れた形状から武蔵坊弁慶の伝説と結びつけられた地元の呼び名。「お供え石」「胎内くぐり」も、地域信仰と岩石信仰が長年積み重なって付いた愛称です。観光メディアでは「珍しいスポット」として紹介されますが、現地の感覚はもっと土着的で、訪れた瞬間に漂う空気の重さは映像でも感じ取れます。
あの場面で『外道の歌 SEASON2』のカモとトラはどう動いたか
『外道の歌 SEASON2』では、窪塚洋介演じるカモと亀梨和也演じるトラのW主演が引き続き軸となります。SEASON1からの続投キャストとして、南沙良・森崎ウィン・馬場ふみか・溝端淳平・杉本哲太も再登場。SEASON2新キャストには、伊勢谷友介(國松役)・あの・鈴木紗理奈・武井壮・池内博之が加わりました。
カモとトラの距離感の変化と、新キャラ國松(伊勢谷友介)が入ることで、SEASON1とは別の温度になっている。名草巨石群が「対峙の舞台」として何度も登場するのは、関係性の節目を象徴する役割を担っているからです。
カモ視点:復讐屋の冷静と、巨石群の静寂が重なる
カモ役の窪塚洋介は、ミステリアスでありながら芯の強さを感じる演技で、SEASON1から圧倒的な存在感を放ってきました。SEASON2では、かつての親友が復讐依頼者として現れる場面など、カモの過去に踏み込む展開が増えます。名草巨石群の岩肌に立つカモのカット──静止した時間の中で表情だけが動く撮り方──は、原作漫画の「無音のコマ」をそのまま映像化したような印象です。
トラ視点:熱量と人情味、そして巨石を背にした殴打
トラ役の亀梨和也は熱血で人情味のあるキャラクターを担当。SEASON2でも復讐の現場に踏み込む場面が増え、巨石を背にした肉弾戦のシーンが見せ場になっています。岩の重さと人間の暴力の対比が、映像的な「重さ」を倍増させる効果を生んでいるのが、白石晃士監督の演出意図に沿った映像構築といえます。
新キャラ國松(伊勢谷友介)の登場で物語の温度が変わる
SEASON2の新キャストで最も重要なのが、伊勢谷友介演じる國松。窪塚洋介と亀梨和也のW主演に立ちはだかる新たな刺客として位置づけられており、取材を装って殺人を繰り返す完全なサイコパス、復讐を支援する巨大団体、社会の闇に潜む最恐最悪の殺人者たち──狂気に満ちた「外道」が交錯する展開を予告編が示しています。
『外道の歌 SEASON2』ロケ地は足利市あしかがフィルムコミッションの協力で実現
『外道の歌 SEASON2』が足利市でロケを敢行できた背景には、あしかがフィルムコミッションの存在があります。同コミッションは長年、足利市内および周辺の映画・ドラマ・CM撮影誘致を手がけており、ロケ協力地のリストも豊富です。
足利市は名草巨石群以外にも、足利学校・あしかがフラワーパーク・渡良瀬橋・鑁阿寺といった撮影栄えするスポットを持っています。映画『るろうに剣心』『大奥』『翔んで埼玉』『シン・ゴジラ』など、過去にも多数の作品で足利市内のロケが実施されてきた実績があり、SEASON2のロケ協力もその系譜のうえに成り立っています。
フィルムコミッションが整っている自治体のロケ地は、撮影日程・許可・周辺サポートまで含めて作り手が動きやすい。Season2の足利集中はその恩恵が大きいと思います。
足利市内では、巨石群以外にも市街地・渡良瀬川河川敷・住宅街などが補助的に使われた可能性があります。ファンブログでは「足利市内で目撃した」というSNS投稿も複数確認されており、市内全域がSEASON2の撮影フィールドだったといえる規模感です。
原作漫画と『外道の歌 SEASON2』ロケ地はどう違う?選地意図を読む
原作漫画『外道の歌』は渡邊ダイスケ作、全15巻で完結しています。漫画の作画では、カモとトラが対峙する場所は具体的な地名として描かれることは少なく、「街の隅」「廃墟」「川辺」といった抽象的な舞台が多いのが特徴です。
実写化のSEASON2が名草巨石群を起用したのは、原作の抽象的な舞台を「ありそうで実在する場所」に翻訳した結果と読めます。漫画の絵で表現されていた「異界感」「無音の重さ」を実写で再現するために、人気の少ない巨石群が選ばれたわけです。
逆に、原作で描かれていた都市部の路地や繁華街のシーンは、SEASON2では足利市内の市街地に置き換えられている可能性が高いです。あしかがフィルムコミッションが市街地ロケに強いことを考えると、複数のシーンが足利市内に集約されていると見るのが妥当でしょう。
主題歌はクリープハイプ「生レバ」。SEASON1とは異なるバンドが起用されたことで、SEASON2の温度感がリセットされた印象を与えています。SNS上では「グロいシーンは苦手だけど、観始めたら止まらない」という反応が多く、視聴者調査で86%以上が「楽しめた」と回答していることからも、原作ファン以外への波及力が確認できます。
『外道の歌 SEASON2』ロケ地の足利への行き方と聖地巡礼の歩き方
『外道の歌 SEASON2』ロケ地の聖地巡礼は、名草巨石群を中心に半日コースで組むのが現実的です。住所は栃木県足利市名草上町4990、駐車場は数台分が確保されています。
- 電車利用:JR両毛線「足利駅」または東武伊勢崎線「足利市駅」からタクシーで約30分(事前予約推奨)
- 車利用:北関東自動車道「足利IC」から約20分/「太田桐生IC」から約40分/東北自動車道「佐野藤岡IC」から約40分
- 営業時間:常時開放(夜間は灯りがないため日中推奨)
- 料金:無料
巨石群を訪れる際の注意点は、信仰の場であることへの配慮。観光地化されていない場所だからこそ、地元の方の生活と信仰が今も残る空間です。撮影や大声、立入禁止エリアへの侵入は厳禁。SEASON2のシーン再現を試みる場合も、俳優のポーズを真似る撮影は周囲の状況を確認してからにしましょう。
足利市内には他にも、あしかがフラワーパーク・足利学校・鑁阿寺・渡良瀬橋といった見どころが豊富。聖地巡礼1日コースとして組むなら、午前に名草巨石群、午後に足利学校・鑁阿寺の寺社巡り、夕方にあしかがフラワーパーク(時期により大藤やイルミネーション)という流れが組みやすい構成です。
『外道の歌 SEASON2』はDMM TVで独占配信中。第1話のシーンを思い出しながら巨石群に立つと、原作の「無音のコマ」と実写の組み立てが重なって、ロケ地の空気の重さが体感できます。聖地巡礼の前にまずSEASON1とSEASON2を一気に観てから足利を訪れるのが、振り返りの精度を最大にする組み立てです。

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