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『ラジオスター』は実話?モデルは能登の災害FM|ロケ地すずの湯(海浜あみだ湯)も特定

NHK夜ドラ『ラジオスター』は実話なのか?——結論から言うと、本作は原作のない完全オリジナルのフィクション(脚本・小寺和久の書き下ろし)です。ただし「まったくの作り話」ではありません。物語の土台には、2024年元旦の能登半島地震・同年9月の奥能登豪雨という実際の災害と、2025年7月7日に開局した能登初の臨時災害放送局(災害FM)という“実在の現実”があります。劇中の災害FMや銭湯のエピソードは、奥能登で実際に存在するもの・起きたことをベースに描かれています。

この記事では、検索でいちばん多い「ラジオスターは実話?モデルは誰?」という疑問に最初に答えたうえで、劇中銭湯「すずの湯」のロケ地特定、撮影が本当に能登で行われたのかの検証、そして聖地巡礼の現実的な注意点までを、出典付きでまとめます。

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目次

『ラジオスター』は実話?モデルは能登の災害FM「まちのラジオ」

『ラジオスター』に原作はなく、実在の特定個人をモデルにした作品でもありません。NHK大阪放送局制作の完全オリジナルドラマで、舞台も架空の町です。それでも「実話っぽい」と感じる人が多いのは、物語の素材がすべて能登の“本物の現実”から取られているためです。整理すると次のようになります。

要素 劇中(フィクション) 元ネタ・モデル(実在)
舞台の町 奥能登の架空の小さな町 輪島市・珠洲市・能登町など奥能登エリア
災害FM 主人公たちが立ち上げるラジオ局 「まちのラジオ」輪島市町野地区災害FM(FM88.2MHz)
銭湯「すずの湯」 町の人が集う銭湯 珠洲市野々江町「海浜あみだ湯」
背景の災害 地震と豪雨で傷ついた町 2024年能登半島地震・2024年奥能登豪雨
主人公カナデ 柊カナデ(福地桃子) 特定の実在モデルなし(オリジナル)

劇中ラジオ局のモデル「まちのラジオ」とは

劇中で主人公たちが奮闘して立ち上げるラジオ局の元ネタが、2025年7月7日に開局した「まちのラジオ 輪島市町野地区災害FM」(FM88.2MHz・24時間放送)です。これは町野復興プロジェクト実行委員会が企画・発案し、宮城県の一般社団法人オナガワエフエムの協力で運営される、能登初の臨時災害放送局。月~金の昼12時から90分の生番組「まちのWA!」で、地区の復興情報や生活情報、リクエスト音楽などを届けています。

そして重要なのが、この「まちのラジオ」自身が『ラジオスター』の取材・制作に協力しているという事実です。スタジオにはドラマ出演者のサインやポスターが展示され、町内・輪島・珠洲・能登町でのロケ撮影にも協力したことが公式に告知されています。つまり『ラジオスター』は、実在の災害FMを「外から取材して作った」のではなく、当事者と一緒に作ったドラマ。これが“実話感”の正体です。

「実話ですか?」への一番正確な答えは、「人物はフィクション、現場は実在」。災害FMも銭湯も能登に本当にあって、その人たちが制作に関わっている——だから架空の話なのに、嘘がないんです。

カナデや住人に実在モデルはいる?

柊カナデをはじめとする登場人物について、「この人がモデル」と公表された実在人物はいません。NHKや会見の発言でも、特定個人をモデルにしたという説明はなく、能登の現実を素材にしながらも人物造形はオリジナルです。「カナデの実話モデルは誰?」という検索が多いものの、答えは「特定モデルなし」が現時点の正確な情報です。安心して“架空の主人公の物語”として観られます。

『ラジオスター』ロケ地は奥能登のどこ?撮影場所マップ

『ラジオスター』のロケ地は、石川県の輪島市・珠洲市・能登町を中心とする奥能登エリアです。劇中の架空の町は奥能登に設定され、現地ロケ映像をドラマ内で使用することで、震災と豪雨を経た「今の能登」が画面に映り込む構造になっています。

ロケ地 所在地 該当シーン(劇中) 備考
海浜あみだ湯 石川県珠洲市野々江町 劇中銭湯「すずの湯」 復興の象徴として営業中
輪島市町野エリア 石川県輪島市町野町 町の主要シーン・住宅街 「まちのラジオ」拠点/ロケ協力
輪島市内各所 石川県輪島市 道路・海岸・市街地 解体民家の建具をセットに転用
能登町 石川県鳳珠郡能登町 町の補完シーン 2025年12月までロケ実施

能登ロケは2025年11月〜12月——「主撮影は関西」という事実も知っておく

ここは正確に押さえておきたいポイントです。『ラジオスター』はNHK大阪放送局の制作で、撮影の主体は関西近郊。そのうえで能登でも約2週間のロケ撮影が行われ、その映像が随所に使われています。能登ロケの時期は2025年11月から12月初旬(「まちのラジオ」の告知では12月3日までロケ協力と案内)で、北國新聞も2025年秋に「輪島・町野でロケ開始」と報じています。

「全編を能登で4ヶ月かけて撮った」と紹介されることがありますが、これは制作期間と能登ロケ期間が混同された情報です。正しくは「主撮影=関西近郊+能登現地ロケ約2週間」。とはいえ、銭湯や町並みなど“能登でしか撮れない核心シーン”は現地で押さえているため、画面の説得力は本物です。

劇中銭湯「すずの湯」のロケ地はどこ?特定プロセスを公開

劇中で頻繁に登場する銭湯「すずの湯」のロケ地は、石川県珠洲市野々江町の「海浜あみだ湯」です。劇中名「すずの湯」と所在地「珠洲(すず)市」が一致している点が、まず大きな手がかりでした。

特定の手順:劇中名・海辺の立地・復興エピソードの三点照合

このロケ地の特定は、以下の三点を突き合わせる形で裏づけられます。

  • ① 劇中名と地名の一致:「すずの湯」=珠洲(すず)市の銭湯という命名上のヒント。
  • ② 立地の一致:劇中の銭湯は海を望む独特の開放感がある。海浜あみだ湯は1988年に海辺へ移転開業した、文字どおり海辺の銭湯で、画面の雰囲気と一致する。
  • ③ 復興ストーリーの一致:あみだ湯は2024年元旦の地震で被災後、地元有志の応急修復と地下水くみ上げでわずか19日後の2024年1月19日に営業再開。震災直後、入浴できる場所として1日平均450人・最大600人が利用した「町を支えた銭湯」で、ドラマのテーマと完全に重なる。

この三点に加え、複数のロケ地情報サイトや視聴者の現地報告でも「すずの湯=海浜あみだ湯」で一致しており、特定はほぼ確実といえます。

「銭湯が町の生活インフラそのものになる」という事実が、地震後の能登で本当に起きました。あみだ湯がロケ地に選ばれたこと自体が、復興の象徴として現地でも受け止められています。

あみだ湯の運営は薪と地下水という土地の循環

海浜あみだ湯の特徴は、地下水をくみ上げ、地元の薪を燃料にお湯を沸かす運営。コミュニティの中で資源が循環する銭湯として、震災前から地域に根づいてきました。震災後はボランティアと地元住民が一緒に支える体制が整い、「町の人を支えた銭湯」というストーリーがメディアで繰り返し取り上げられています。劇中で柊カナデ(福地桃子)が住人と顔を合わせる場面の多くがこの銭湯で撮られており、町の人間関係のハブという空間性が画面構造にも反映されています。

住所・営業情報・訪問のポイント

  • 店名:海浜あみだ湯
  • 所在地:石川県珠洲市野々江町
  • 営業:通常営業中(震災後再開以降)
  • 料金:銭湯料金(公式サイト・公式SNSで最新確認推奨)
  • アクセス:奥能登・珠洲市内、車でのアクセスが基本

訪問する際は、地元住民の生活圏であることへの配慮を最優先に。撮影や声量に注意し、入浴客としてのマナーを守って利用するのが、現地の方への敬意を示す行動です。

柊カナデ(福地桃子)と町の住人がラジオを開局する物語

『ラジオスター』の主人公・柊カナデは、ボランティアで奥能登の被災地にやって来た若者。経験もない、予算もない、スタジオもない状況のなか、地震と豪雨で傷ついた町を明るくしたいという気持ちだけで、町の住人たちとラジオ局を立ち上げていきます。前述のとおり、この「災害FM開局」というモチーフは実在の「まちのラジオ」がベースです。

「ノンストップエンターテインメント」というジャンル設定が、被災地を扱うドラマとしてはむしろ重要。重さで終わらせず、ラジオの音と笑いで町を温める構造になっています。

福地桃子のドラマ初主演とその意味

本作は福地桃子のドラマ初主演作。父・哀川翔の演技を見て育った若手女優が、被災地という重いテーマで主演を務めるのは、キャスティングとしてもチャレンジングな選択です。劇中の柊カナデは外から町に入ってきた若者として、視聴者の視点を担う役割を負っています。視聴者が能登の現状を知っていく過程を、カナデの体験と重ねていく作りです。

共演:常盤貴子・甲本雅裕・渋川清彦・甲斐翔真・風間俊介ほか

共演陣には常盤貴子・甲本雅裕・渋川清彦・甲斐翔真・大八木凱斗・風間俊介・大野愛実(日向坂46)・田村ツトムなど、世代も芸風もばらばらの俳優が集結。被災地の住民役として、それぞれが「町に住んでいる人」のリアルな手触りを担当しています。

『ラジオスター』ロケ地・解体された民家の建具がセットに使われた事実

『ラジオスター』のロケ地・美術で象徴的なのが、解体された民家の建具がドラマのセットに使われていること。報じられた制作裏話によれば、震災で解体された家屋の戸や柱・建具を、セットの素材として再利用したとされます。

被災地で撮るからこそ、被災地のものをセットに使う。土地と物語の結びつきを画面に定着させる装置だと思います。

ドラマセットは「新品で作る」のが一般的ですが、『ラジオスター』では「現地から出てきた素材で空間を組む」選択がされています。これは作り手の倫理観と、被災地への向き合い方を示す設計判断。完成した画面には、解体された民家の戸や柱が「町の家」として映り込んでいることになります。

輪島市町野でのロケ開始──地元紙が伝えた制作前夜

2025年秋、北國新聞は「輪島・町野でロケ開始 来春連ドラ、常盤さんら出演 NHK」と報じました。町野エリアは輪島市の中でも被害の大きかった地域の一つで、そこから撮影を始めた意味を地元では強く受け止められたと伝えられています。能登ロケはこの町野を起点に、輪島・珠洲・能登町へと広がりました。

『ラジオスター』ロケ地と現実──能登半島の今を聖地巡礼するときの姿勢

『ラジオスター』は2026年3月30日から5月21日まで、NHK総合「夜ドラ」枠(月〜木22:45〜23:00)で全32回を放送し、完結しました。放送が終わった今こそ、現地は落ち着いて巡礼しやすい時期に入りつつありますが、聖地巡礼の性格は通常のドラマと大きく異なります。現地は今も復興の途上であり、住民の生活と工事関係者の動線が日常的に交差しています。観光気分で立ち入るのは慎重さが必要です。

巡礼するなら「観光客として被災地に貢献する」視点で

奥能登の観光は震災後、長期にわたり打撃を受けてきました。地元の宿泊・飲食・物販を利用することは、復興の経済面を直接支える行為になります。聖地巡礼を計画するなら、地元の宿に泊まり、地元の店で食べ、地元の道の駅で買い物をする動き方が、ドラマの物語の延長として自然です。

「ロケ地を見に行く」のではなく「能登を歩く」つもりで予定を組むと、ドラマの登場人物がいま現実で何と向き合っているかが、自分の足の感覚で繋がってくると思います。

アクセスと注意事項

  • 輪島・珠洲へのアクセス:金沢駅からのと里山海道経由で輪島まで車で約2時間/珠洲まで約2時間半
  • 道路状況:のと里山海道の一部区間は復旧工事中の場合あり、最新情報を石川県・国交省で確認
  • 宿泊:輪島市内・珠洲市内に営業再開した宿あり(要事前予約)
  • 銭湯:海浜あみだ湯は通常営業(撮影目的の入店は控え、入浴客として)
  • ラジオ:「まちのラジオ」(FM88.2MHz)は現地で受信可能。ドラマの世界の“本物”を耳で体験できる
  • マナー:工事車両・住民の生活動線への配慮、被災現場での撮影は慎む

『ラジオスター』実話・ロケ地のよくある質問

Q. ラジオスターは実話ですか?
A. 原作のない完全オリジナルのフィクションです。ただし2024年の能登半島地震・奥能登豪雨と、2025年7月開局の災害FM「まちのラジオ」という実在の現実をベースにしています。

Q. 主人公カナデにモデルはいますか?
A. 公表された特定の実在モデルはいません。能登の現実を素材にした、オリジナルのキャラクターです。

Q. ロケ地・銭湯「すずの湯」はどこ?
A. 石川県珠洲市野々江町の「海浜あみだ湯」です。劇中名・海辺の立地・復興エピソードの三点が一致します。

Q. 撮影は全部能登で行われた?
A. いいえ。NHK大阪制作で主撮影は関西近郊、能登では2025年11〜12月に約2週間のロケが行われ、核心シーンに現地映像が使われています。

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この記事を書いた人

ドラマロケーションガイド運営者のれおなです。
ドラマロケ地巡りが好きな20代女性です。最新の話題ドラマのロケ地情報から、生き方、周辺マップ、他のドラマで使用履歴まで詳しくまとめています。

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