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脛擦りの森のロケ地はどこ?岡山・穴門山神社など撮影地まとめ

映画「脛擦りの森」ロケ地は、岡山県西部の高梁市と新見市にまとまっています。高橋一生さんが謎の男を演じたこの幻想譚を観終えて、「あの神社はどこ?」「雪の森や鍾乳洞は実在するの?」と検索した方も多いはずです。この記事では「脛擦りの森」ロケ地を、岡山県と新見市の公式観光情報で確証の取れた5か所に絞ってまとめました。

すでに岡山を訪れた人もこれから聖地巡礼を計画している人も、穴門山神社・広兼邸・宇山洞といった「脛擦りの森」ロケ地が、劇中のどのシーンに、いつ撮影されたのかを順にたどれます。住所・アクセス・見学の注意点までそろえたので、巡礼前の下調べに使ってください。

映画「脛擦りの森」ロケ地・確定情報の早見表

作品データ
公開日 2026年4月10日(金)全国公開
監督・脚本 渡辺一貴(『岸辺露伴は動かない』シリーズ)
主演 高橋一生(謎の男役)
共演 蒼戸虹子(さゆり役)/黒崎煌代(若い男役)
上映時間 61分
モチーフ 岡山県に伝わる妖怪「脛擦り(すねこすり)」
撮影地 岡山県・高梁市/新見市(オール岡山ロケ)
撮影時期 2025年2月17日〜21日の5日間(真冬・積雪)
「脛擦りの森」ロケ地一覧(確定5か所)
ロケ地 所在地 劇中の役割
穴門山神社 高梁市川上町高山市1035 若い男がたどり着く森の奥の神社
広兼邸 高梁市成羽町中野2710 囲炉裏を囲んで食事をする部屋
吹屋ふるさと村 郷土館 高梁市成羽町吹屋699 神社2階の部屋・廊下・階段
宇山洞 新見市(県指定天然記念物) 歌声に導かれて入る洞窟
土橋地区 新見市土橋地区 若い男が迷い込む杉林の森
目次

「脛擦りの森」ロケ地で若い男が歌声に導かれた瞬間をたどる

「脛擦りの森」の物語は、足に傷を負った若い男(黒崎煌代さん)が女の甘い歌声に導かれ、古い神社へたどり着くところから動き出します。歌声が森に響くこの導入こそ、岡山ロケ地巡りの起点です。

公式情報:歌声が聞こえてくる洞窟のシーンは新見市の宇山洞、迷い込んだ森は新見市土橋地区の杉林で撮影されました。たどり着く神社は高梁市川上町の穴門山神社です(岡山県観光WEB公式・新見市公式観光ホームページ)。

つまり物語の冒頭十数分だけで、新見市の鍾乳洞・杉林から高梁市の神社へと、岡山県西部を横断するように移動しています。短い61分の作品ながら、ロケ地は妖怪伝承の濃い土地に的を絞って配置されているのが分かります。

洞窟から杉林、そして神社へ。歌声を追う若い男の足取りが、そのまま岡山の地図になっているんです。

シーン考察:渡辺一貴監督はNHK岡山放送局での勤務経験を持ち、岡山の森に足を運んで「すねこすり」伝承から完全オリジナル脚本を書いたと語っています。地元の地理を知り尽くした監督だからこそ、観光地ではなく地元のみぞ知る森や鍾乳洞を選べたのかもしれません。

森の奥の神社・穴門山神社はどこで、なぜ選ばれたのか

「脛擦りの森」ロケ地の中心は、高梁市川上町高山市1035にある穴門山(あなとやま)神社です。若い男が歌声に導かれてたどり着く「森の奥の神社」の外観として登場し、本作の世界観を決定づける場所になっています。

公式情報:穴門山神社は平安時代前期の『延喜式神名帳』に記載される古社で、社叢(しゃそう)は県の天然記念物に指定されています。海抜450mの山中にあり、撮影時には寒波で雪が舞いました(岡山県観光WEB公式)。本殿裏には「御神窟(ごしんくつ)」と呼ばれる岩窟があり、若い男が穴を通って神社にたどり着くカットがここで撮られています。

雪の参道を下って鳥居をくぐる、あの荘厳な空気。境内のおみくじは20円で引けます。

公式情報:高橋一生さんはOHK岡山放送のインタビューで、穴門山神社を「とても荘厳で、異界とつながっているかのような立地」と評しています。初めての岡山訪問で「実際に足を運ぶと全然違う」とも語り、土地そのものが演技に作用したことを明かしました。

シーン考察:「脛擦りの森」は時が止まったような異界を描く作品です。御神窟という「穴」を通って別世界に入る構造は、岡山の妖怪伝承と神社の地形がそのまま物語装置になっています。観光向けに整備されすぎていない山中の古社だからこそ、現実と異界の境界が曖昧に見えるのではないでしょうか。

穴門山神社の御神窟が映像の入口になった理由を考える

シーン考察:監督の前作『岸辺露伴は動かない』シリーズも、日常に開いた裂け目から異常が入り込む作風でした。その作風からすると、参道を下りきった先の岩窟という「降りていく」動線は、観客を異界へ連れ込む装置として意図的に選ばれた気がします。海抜450mの神社へ向かって登るのではなく、鳥居から一本道を5分ほど下って境内に着く構造も、「沈んでいく」感覚と重なります。

「脛擦りの森」ロケ地・広兼邸と吹屋郷土館で過ごす時の止まった時間

若い男が看病を受け、謎の男(高橋一生さん)と妻さゆり(蒼戸虹子さん)とともに「夢のような、時の止まったような時間」を過ごす屋内シーン。この日常パートは、高梁市の2つの文化財建築で撮られています。

公式情報:囲炉裏を囲んで食事をするシーンは、高梁市成羽町中野2710の広兼邸で撮影されました。広兼邸は1800年頃に銅山経営とローハ(弁柄原料)製造で巨大な富を築いた庄屋の邸宅で、城郭並みの石垣で知られます。横溝正史原作の映画『八つ墓村』をはじめ、数多くの映像作品のロケ地として使われてきた名所です。

囲炉裏で出てくる料理は、千屋牛など岡山の地元食材で劇中の品を全部作ってもらったそうです。

公式情報:神社の2階の部屋・廊下・階段は、高梁市成羽町吹屋699の「吹屋ふるさと村 郷土館」で撮影されました。郷土館は明治12年(1879年)3月に完成したベンガラ窯元の分家建築で、ベンガラ格子の赤い町並みのなかに建っています。2階には6畳ほどの「隠し部屋」と呼ばれる空間があり、若い男が寝泊まりした部屋として映りました。

シーン考察:広兼邸の囲炉裏と郷土館の隠し部屋は、どちらも「外界から閉ざされた濃密な室内」です。穴門山神社の異界性が屋外の入口だとすれば、この2つの文化財は、時間の流れが溶けていく内側を担っているのかもしれません。江戸末期から明治の本物の建築が持つ陰影が、CGでは出せない時の重みを画面に与えています。

広兼邸の石垣と郷土館のベンガラ格子が物語に与えるもの

ファンの声:公開後のレビューを横断すると、「61分とは思えない濃さ」「岡山の冬の質感が異界そのもの」と建築と風土の力を挙げる声が中心です。とくに広兼邸の石垣を「いつもの八つ墓村とは違う、もっと静かな怖さ」と評する感想が目立ちました。

シーン考察:同じ広兼邸でも、『八つ墓村』が因習の恐怖を描いたのに対し、「脛擦りの森」は甘く優しい時間の中に潜む怖さを描きます。既に多くの作品で使われた場所を、まったく違う温度で撮り直しているところに、渡辺監督の選地の妙があるように見えます。

歌声の洞窟・宇山洞と迷いの森・土橋地区はいつ撮影されたか

「脛擦りの森」ロケ地の新見市側を担うのが、宇山洞と土橋地区です。物語の入口となる神秘的な自然のシーンが、ここで撮影されました。

公式情報:女の歌声に導かれて入る洞窟は、新見市の宇山洞(うやまどう)です。宇山洞は岡山県指定天然記念物の鍾乳洞で、総延長は約1.5km、高低差105mの県内有数規模を誇ります。巨大な洞口が特徴で、入洞には事前の届け出が必須です(新見市公式観光ホームページ)。

公式情報:若い男が迷い込む森は、新見市南部のカルスト台地に広がる土橋地区の杉林です。観光地ではなく「地元のみぞ知る名も無き森」で、雪をかぶった杉木立が劇中の幻想的な森として映りました。

「脛擦りの森」撮影は2025年2月の真冬5日間に行われた

公式情報:撮影は2025年2月17日(月)から21日(金)までの5日間、高梁市と新見市で実施されました。撮影に合わせるかのように寒波が到来し、雪が舞う極寒のなかでの撮影になったと高梁市の観光サイト「ゆるたび高梁」が伝えています。初日は新見市の宇山洞からスタートし、高梁市の穴門山神社・広兼邸・郷土館へと撮影が進みました。

公式情報:本作はオール岡山ロケで制作され、撮影は岡山県フィルムコミッション協議会(電話086-233-1802)のサポートのもとで行われました。劇中の食事は千屋牛など地元食材で再現されるなど、地域ぐるみの協力体制が組まれています。

真冬の積雪は偶然の寒波。雪の質感は狙って出せるものではないので、土地に呼ばれたような撮影です。

宇山洞と土橋地区が「迷い込む」感覚を生む理由

シーン考察:宇山洞の巨大な洞口と、名前すらない土橋地区の杉林。どちらも「どこにいるか分からなくなる」場所です。整備された観光鍾乳洞ではなく届け出が必要な宇山洞、地図に載らない森という選び方からすると、監督は観客に方角を見失わせたかったのかもしれません。歌声だけを頼りに進む若い男の心細さと、観る側の「ここはどこ?」が重なる仕掛けに見えます。

映像で見た岡山の森、実物とどう違う?

「脛擦りの森」ロケ地を実際に訪ねると、映像との違いに気づきます。最大の差は季節です。

公式情報:劇中の穴門山神社や土橋地区は一面の雪景色ですが、これは2025年2月の寒波による積雪を捉えたものです。春から秋に訪れると雪はなく、社叢の緑や紅葉に包まれた、まったく異なる表情の境内が広がります。

シーン考察:映像の幻想性は、雪・冬枯れ・曇天という冬の岡山の質感に大きく支えられています。実物を訪ねるなら、劇中の「異界感」を味わいたいなら冬、神社や森そのものの美しさを楽しみたいなら新緑や紅葉の季節と、目的で時季を選ぶのが良さそうです。宇山洞の内部は一年を通じてひんやりとした空気で、季節を問わず劇中の冷たさに近い体感が得られます。

「脛擦りの森」ロケ地・岡山巡礼の行き方と現地での注意点

最後に、「脛擦りの森」ロケ地をめぐる岡山巡礼の実用情報をまとめます。高梁市3か所と新見市2か所は車での移動が前提のエリアです。

穴門山神社(高梁市川上町高山市1035)
アクセス 集落の鳥居から一本道を徒歩約5分下山
見学 境内自由・参拝可/おみくじ20円
注意 海抜450mの山中。冬季は積雪・凍結に注意
広兼邸(高梁市成羽町中野2710)
種別 江戸末期の庄屋邸宅(観光施設)
見学 有料公開施設(入館時間・料金は公式で要確認)
注意 急な石段あり。歩きやすい靴を推奨
吹屋ふるさと村 郷土館(高梁市成羽町吹屋699)
種別 明治12年完成の歴史的建造物(観光施設)
見学 ベンガラ格子の町並み内・有料公開
注意 館内は文化財。撮影可否は現地表示に従う
宇山洞(新見市・県指定天然記念物)
種別 総延長約1.5kmの鍾乳洞
見学 入洞には事前の届け出が必須
注意 未整備区間あり。装備・案内なしの単独入洞は避ける

公式情報:土橋地区の杉林は新見市南部のカルスト台地にあり、特定の観光スポットとして整備された場所ではありません。私有林・生活道が近接するため、農作業や住民の迷惑にならないよう配慮し、立入禁止表示のある場所には入らないでください。ロケ地全般について不明点は、岡山県フィルムコミッション協議会(086-233-1802)が窓口です。

高梁の3か所と新見の2か所は離れています。レンタカーで1日かけて、ゆっくり回るのがおすすめです。

映画「脛擦りの森」は、岡山県西部の本物の神社・洞窟・文化財建築だけで、異界へ迷い込む61分を立ち上げました。穴門山神社の御神窟をくぐり、雪の杉林を歩けば、あの甘い歌声がまた聞こえてくるかもしれません。思い出は、ロケ地に宿ります。あなたが現地で感じた空気も、ぜひ岡山の森に重ねてみてください。

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この記事を書いた人

ドラマロケーションガイド運営者のれおなです。
ドラマロケ地巡りが好きな20代女性です。最新の話題ドラマのロケ地情報から、生き方、周辺マップ、他のドラマで使用履歴まで詳しくまとめています。

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